「まだミニはいっぱい走ってるし、普通に走っちゃうから、欲しい人は旧車って思わないんだろうね。でもね、やっぱり旧車なんですよ」。
そこを理解して購入し、楽しんでほしいとミニ屋ガレージプラウドの店主、佐々木氏は語る。
「25年以上も前のクルマだから、壊れないところなんてない。オーナーさんは、そのことを受け入れて、予防整備を徹底するか、壊れても慌てない覚悟を持つしかないよね」。
「本当は常連さんのミニだけで手一杯なんだけど、ミニが壊れて困っている人がやってくるから受け入れざるを得ないんだよね。だから最近は忙しくて、リプロダクトのプラウドミニもなかなか仕上げられない状態なんだよ」。
「部品は良くないですよ。もう全然良くない」。
ルーカスが中国製になっちゃいましたもんね。
「しょうがないよね。自動車メーカーがもう存在しないっていうのは、そういうことだから、部品が出るだけマシっていう話ですよ。お客さんにも言いますよ「出るだけマシなんですよ」って。国産車ならもう部品は出ないもんね」。
確かに国産車なら、もうとっくに純正部品は消耗品以外は出ない。ほとんどのクルマは生産終了から15年ぐらい経ったら部品も供給が終了していくものだ。
「メーカーが無くなったのに未だに部品が出るのは凄いことだけど「これまでこの部品は20年もったんだから、新品に交換すればこの後20年持つよね」って言われるんですけど、そんなことないからね」。
直せないミニ屋が増えているから客が来る
でも正直言って、ミニをちゃんと直せないミニ専門店も最近増えてきてるというか、特にインジェクションミニなんかですけど、どうなんですかね? 専門店じゃないところも、今見に値段が上がってから結構中古車屋で扱ったりとかして、やっぱ300万とかいっちゃうと、粗利も大きいんじゃないですか。
「それは、そこの店次第じゃない? 原価をどんだけかけてクルマを仕上げるか。同じ300万でも原価かけない300万なら儲かるだろうね。だからやっぱり儲かる店だったら、それなりの仕上がりってことになるよね」。
だから、そういうのを買っちゃって、ミニ専門店に持ち込んで、お金がまたかかるみたいなケースもありますよね。
「うん、そういうミニのお客さんはいっぱい来るよ。だって、オークションで引っ張ってきたやつ、磨いただけで300万で売ってたら、そういうミニ(見た目はキレイだけど…)になっちゃうもんね。でもしょうがないっすよね、それはしょうがない」。

ミニが中古車市場にまだ流れてる以上、もうしょうがない部分もあると言う。「そういうお店で買ったからだよ」って言えないからだ。そういうトラブルから避けるために、アドバイスできることしたら、何かあるだろうか。
「それはもう、ミニのお店に色々行ってみるしかないです。自分の足で行って、いろんなお店を見るしかないですよ。それで、気になったところは話すしかないです。それでも、全ての店に通用する訳じゃないけどね。口の上手い営業はいるのかも知れないけど。そこは自分で判断するしかないですよ」。
お店見たら綺麗だけど、売って終わりの店か、常連がいてミニをお店ぐるみで楽しめているか、ってあたりだろうか。
「そうだね。でもそれは人それぞれの価値観だから。だから、なんかVIP待遇してしてもらいたい人もいるよね」。
ミニ専門店でもやっぱり色々個性があるし、お客との相性ってありますよね。クラミニ編集部もそれは感じる。
ミニは元々故障するクルマ、それを知ってほしい
昔は新車でも壊れることが珍しくなかったが、壊れる箇所が大体決まっていた。
「うちのミニは壊れないとか言えねえし、もう今は言えないよね。もうこれだけ年数経っちゃうと、しょうがない。壊れないのがいいっていう人だったら「じゃあ、新車買えば?イギリスで売ってるよって、1000万超えるからね」って、言いますよ」。
あーありましたね、ミニ・リマスタードってヤツ、1200万ぐらいしましたよね。故障って、人によって感覚違いますもんね。特に、特にクルマのことわかんない人は、ちょっとのトラブルとか、すぐ直せるようなものは治せる人にとっては壊れる範疇に入らなくても、直せない人にはもう全部一緒ですもんね。
「この間、納車したATミニだって、止まるときにガシャンガシャンってシフトダウンするんだけど、その時に変な音するって言ってくる。それで隣に乗って試乗して「コレが普通」って教えるんだよ」。
大半のドライバーは、もう今の最近のクルマの電子制御ATしか知らないのだろう。
「ほんとね、もうここ10年ぐらいで、ミニのコンディション全体的にはボロくなったね。だから、一概になんとも言えない難しいと思います。だから、買ってトラブル出んのは普通にあるから。でも、壊れた時の対応だと思う。
やっぱり壊れた時にどう対応するかですね。お手上げじゃなく。

「お手上げっていうか、横柄なとこも多いみたいだね」。
だからここにお客さん集まっちゃうわけですね。ガレージプラウドは店主が一人で切り盛りしている。よって電話で相談などするのは制限がある。自分のミニを診てほしい人は、電話で来店予約を取って訪れてほしい。







