群馬県桐生市、ここに評判のラーメンを提供する1軒の店がある。「らーめん芝浜」は、2014年にオープンして以来、自家製麺で客を喜ばせ続け、食通の有名人も通うほどの人気店だ。
「小麦三昧というメニューが人気なんです」そう言ってメニューを見せてくれたのは、店主の高橋亮雄さん。しかし残念ながら、取材時(平日午後1時頃)は麺が売り切れとなっており、注文することはできなかった。



それほど人気のラーメン店であれば、どこかの人気店で修行して独立したのか、と思うものだが、実はまったくの独学なのだと高橋さん。若い頃からラーメンが好きで、将来ラーメン店を開業するために、飲食店を運営する企業に就職してステーキレストランの店長を務めるまでになった。


そこで飲食業や接客のノウハウを吸収しつつ、好きなラーメンを食べ歩いて研究し、自分でベストと思えるラーメンを作り上げたのだ。そんなこだわり派で料理と経営のセンスに秀でた高橋さんは、クルマとバイクを愛する趣味人でもある。
そんな高橋さんとミニは、どのようにしてつながったのだろうか。
「ミニは昔、私が高校生の頃に叔父さんが乗っていたんですよ。隣に乗せてもらった時にすごく楽しかったんです。それから、いつかは欲しいなと思っていました」。
「だから昔から乗りたかったんです。20代の頃にはどこの中古車屋さんにもミニは置いてあったじゃないですか。当時から買いたくて見に行ってたんですけど「ミニって壊れますか?」って聞くと、「壊れるかどうか気にする人は、ミニなんて買わないですよ」って言うお店ばかりだったんですよ」。
それでは手を出すことはできないと諦めたのだとか。
修理で楽しめない時間を避けるべくオートクチュールミニ購入
「でも3年ほど前に、やっぱりミニが欲しいと思って色々探したんです。でも中古車として売っているミニは安いけど、乗ってるうちに壊れますよね。ミニ屋さんで聞いても「ミニは不具合が出たら修理、それを繰り返すクルマです」って言われました」。
「実は私、バイクも好きで英国の古いバイクを持ってるんですけど、乗ってる時間より修理に入っている時間の方が長くて「それじゃ楽しめないな」と感じていたんですね。だけどキングスロード名古屋のオートクチュールミニを知って、最初にフルオーバーホールされていて、保証もあるなら安心して乗れると思ったんです」。
そうしてキングスロード名古屋のオートクチュールミニに興味をもち、名古屋まで家族で出かけたそうだ。奥様と小さなお子さんは近くの遊べる施設へ向かい、高橋さんは一人でキングスロードへ。


「試乗して、すぐに気に入りました。その場で購入を決めちゃいましたね。イメージ通りというか、まったく不満のない出来で完成度が高いと思いました。自宅に帰って5日後には、購入代金を全額振込ました」。
思い切りの良さにも驚かされるが、それだけ高橋さんにとってイメージしていたミニに近いものがあったようだ。
実はオートクチュールミニは、キングスロード名古屋のノウハウが詰め込まれており、単にレストアしただけのミニとは違う。しかし、そんな違いなど感じさせない違和感のない仕上がりぶりを高橋さんは気に入ったようである。
そしてオートクチュールと銘打つだけに、ボディカラーやアクセサリーなどの仕様はオーナーが自由に選ぶことができる。そこで高橋さんはビートルズの元メンバー、リンゴ・スターが乗っていたミニのカラーリングをオーダーしたのだ。
「私はレザークラフトも趣味にしていて、バーガンディのレザーが気に入っているんです。それでミニもバーガンディにしよう、と思っていたのですが、ビートルズも好きなので「じゃあバーガンディとホワイトのツートンのリンゴのミニにしよう」となったんです」


高橋さんは音楽もレコードで聴くほどのこだわり派。パンクロックから始まり、英国のロックを楽しんでいるそうだ。
「私が中学生の頃、ギターを始めたあたりでミニに乗っていた叔父さんが、ビートルズを聞けってレコードを8枚くらいくれたんです」。
基本的にはプロのセンスにお任せ、納得の出来栄え
さて、試乗後にオートクチュールミニの購入を即決した高橋さん、さぞかし自身のこだわりを盛り込んだ仕様をオーダーしたのだろうと思いきや、現実は違った。
「いや、カラーリング以外にこだわった部分はないですね。素人が口出しするよりも、プロに詳しい人に任せた方がカッコよくなるかなって思ってましたから」
具体的には、契約してから1年半はほとんどやり取りはなかったそうだが、納車半年ほど前からはやり取りが増えていったそうだ。
「サンプルのボディカラーが出来上がったので見てください」とか「内装の内張はどうしますか?」といったように連絡が来ました」。
ボディカラーのサンプルは画像では撮影状況や機種によって見え方が変わる。そのためだろう、キングスロードからは実際の塗料を板に塗ったモノが2、3枚ずつ届いたのだとか。それを見て電話で要望を伝えて、色調を3度も調整してもらったそうだ。
「ミラーはフェンダーミラーとドアミラーがありますが、どうしますか?」と聞かれたので、どっちが良いですかね? と相談したら、後藤社長は「それはフェンダーミラーの方がお洒落ですよ!」と即答してくれたので、じゃあフェンダーミラーでお願いします」という具合です」。


「でもリンゴのミニはMkIだったんですが、外装は私はMkIIの方が好きなのでMkII仕様にしてもらいました」。
こうしてオーバーフェンダーのないナローなボディ(通称フェンダーレス)でMkII仕様のリンゴミニは仕上げられたのだった。
実際に納車されて約半年、高橋さんの満足度はどの程度なのだろう。少々話が長くなってしまったので、この続きは高橋さんのガレージハウスを紹介する時にさせていただこう。






