クラシックミニを手に入れたいと思っている人の多くが、比較的高価格帯にあるレストア済みのミニを買うか、ミニを手に入れてからレストアしてもらうか、という二択に迷っているのではないだろうか。
と言うのもクラシックミニの相場は上昇を続け、今ではインジェクションミニは200万円前後から、レストア済みとされる個体は400万円前後から、とされているのが現在の価格帯だ。



価格差を考えると、普通にミニを購入してある程度楽しんでからレストアや自分好みの仕様に作り直してもらう、という考えもナシではないように思える。
結論から言ってしまうと、自分の理想のミニがイメージ出来ているなら、ミニを購入時にレストア&カスタムしてもらう方が絶対にお得&楽しめる。
レストア済みの個体を見に行って一目惚れすることもあるだろう。その場合は購入するのが正解だ。そこから自分の好きなアクセサリーを追加したりモディファイするのも楽しい。だが、一度完成されたクルマだけに、そこからモディファイするとなると交換したパーツが余るなど、無駄な部分も出てくる。
しかし、ホイールやオーバーフェンダーなどの外装パーツであれば、時々気分を変えるために交換して楽しむこともできる。そうしたパーツの保管場所などに余裕がある人ならば、パーツを余らせても大丈夫だが、タイヤホイールは屋外に積んでおくと錆びたりゴムが劣化してしまうから、屋内保管できないようなら、余分なパーツは持たない方が賢明だ。
自分の理想を追求するなら購入時にレストアがベスト
中古車としてまずまずのコンディションのミニをまずは手に入れて、しばらくそのままで楽しみながら資金を貯めて、貯まった時点でレストアやカスタムを依頼する方法もある。あまりローンを抱えたくないなら、こうした方法が確実ではある。
しかし、一度手に入れたミニを、レストアやカスタムのために長期間預けなければならない、という問題は残る。例えば通勤などにミニを使っていたなら、別のクルマを用意する必要が出てくるのだ。



そういったことを考えれば、やはりミニを購入する時にクルマをきっちりと仕上げてもらう方が時間も費用も無駄が少ないことになる。
ただし、そのためには自分の理想のミニのスタイルをしっかりとイメージする必要がある。そんなこと言われても、ボディカラーもパーツもたくさんあり過ぎて、すぐには決められない! と思う人も多いだろう。
だが安心(?)してほしい。多くのミニ専門店では、リプロダクトミニを契約してから、じっくりと相談に乗ってくれる。大体は半年くらいの製作期間を要し、バックオーダーを抱えているところは1年2年待ちなんてところも珍しくない。
だからその間に色々なミニを見て参考にしながら、ミニ専門店のアドバイスや相談を受けながら、仕様を煮詰めていけばいいのだ。ミニ専門店には常連客のミニが訪れるし、書籍などミニの情報が満載。自分のセンスに近いミニ専門店やスタッフと巡り会えれば、ミニライフは薔薇色になる!