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ミニを大事に快適に乗る方法100(諸説アリ)#5  ミニのエンジンを守ってくれる燃料添加剤もある

インジェクションミニ が使用するガソリンはハイオクだが、それは欧州のレギュラーガソリンに準じた仕様だから。ミニのエンジンは基本設計が古いので、昔の有鉛ガソリンのようにバルブ回りを潤滑してくれる成分を追加してやると耐久性も高まる。

そんな燃料用の添加剤をキングスロード名古屋がオリジナル商品として用意してくれている。給油時にホンのわずか添加してやるだけでシリンダーヘッドやピストンのコンディションを好調に維持してくれるのだ。

具体的には、吸排気バルブを支えるバルブガイドは頂部にオイルシールを備えていて、その表面を伝わるわずかなオイルで潤滑を行なっている。それでも有鉛ガソリンだった頃には、さらに燃料も潤滑性を備えていたからバルブとバルブガイド、そしてバルブシートの潤滑は十分だった。そして、無鉛ガソリンになった今、ミニのエンジンでは丁寧な暖気やオイル管理などがコンディションを維持するのに重要なポイントになる。

バルブガイドが摩耗していくと、バルブの余計な動きが増えてオイルシールも揺さぶられるので劣化が進むだけでなく、オイルが伝わりやすくなってしまう。いわゆるオイル下がりの症状が出始めるのだ。

そうやってオイルが燃焼室に入ってくるとバルブやピストンを汚し、やがてはピストンリングの固着を招くと、今度はオイル上がり(ピストンリングがシリンダー内壁のオイルを掻き落とし切れずに燃焼室内にエンジンオイルが残ってしまい、白煙やピストンリング固着の原因になる)を起こす原因になる。

そうなるとオイル消費が激しくなるだけでなく、圧縮漏れを起こして燃費が低下、混合気がクランク側に入り込むのでオイルへのガソリン希釈が起こってしまう。そうなるとオイルの潤滑性能が低下してエンジンやMTの部品が摩耗する原因となる。

しかし燃料に添加するだけで燃焼室周りの潤滑性を高めてくれる、ミニ専用の添加剤もあるのだ。それはキングスロード名古屋のオリジナル商品、TOP LUBE1000。

その名の通り1000倍に希釈しても効果があるので、1本でかなり長期間ミニのエンジンを守ってくれるのだ。使用時には大きめのスポイトなどを利用すると、便利だろう。

燃料ポンプの潤滑にもなるので、ポンプの寿命も伸ばすことができるのだ。これでエンジンのオーバーホールの間隔を引き延ばし、20万kmまで走り続けられたミニも少なくないそうだ。ミニのエンジンを労わりたいなら、利用を検討することをおすすめする。

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