愛知県小牧市のATミニ専門店セブンカーズにはミニのオーナーズクラブ「セブカクラブ」が存在する。現在17名ほどクラブ員がいて、春と秋にはツーリングに行き、ジャパンミニデイなどのイベントにもクラブで参加するなど、かなり歴史のある(1989年設立)クラブながら、未だにしっかりと活動しているのである。これは古参のクラブとしてはかなり珍しいらしい。
ビンテージ仕様にもこだわりをもつセブンカーズの青木社長の下に集まっているだけにビンテージ仕様が好きなミニオーナーが集まっている。けれども、長年ミニに乗っていると全くスタンダードなビンテージ仕様のまま乗り続けるというオーナーは少ない。何かしら、オーナーの趣味や好みが装備や装飾品に反映されていくものだ。
それでもミニが好きで大事に乗りたいというオーナーの気持ちを青木社長は大事にしているのだ。だからクラブ員のミニでも個性的なカスタムは珍しくない。

こうしたあまり肩に力が入りすぎていない、適度なリラックスさ、ある種の緩さが良いのではないだろうか。
秋のツーリングは、美味しいモノを求めて皆んなで向かうグルメツーリングなのだとか。仲間のミニを眺めながらのんびりドライブも楽しいけれど、やはり目的地に嬉しい要素がないと楽しさも半減してしまうから、食事は大事だ。

長年クラブを運営してツーリングを企画しているセブカクラブは、その辺のことをよーく分かっているのである。
それとセブンカーズのメカニックでもある太田さんが、セブカクラブの主要メンバーとしても活動している。つまり自動的にツーリングに帯同してくれることになるので、何かクルマにアクシデントが発生してもかなり安心だ、ということ。これはセブカクラブの強力な武器だろう(笑)。

さて、10月19日に「セブンカーズ 秋のグルメツーリング」が実施されたことをレポートしよう。
ルートは東海北陸自動車道を通り、美濃ICを降りて山の中を走ること1時間。岐阜県板取りの一番奥にある隠れた温泉旅館「すぎ嶋」が目的地だ。今回は、ここで会席料理を堪能するのである。



皆んなでドライブを楽しんで、ゆっくりと昼食を楽しむ時間を取るには日帰りツーリングとしてはちょうどいい距離だったようだ。出された料理はすべて美味しかったそうだが、特に絶品だったのは板取川の鮎だったとか。


もっとも復路は現地解散で、それぞれのペースで、思い思いの寄り道をしながら帰路を楽しんだ。そうすることで、グループツーリングとソロツーリングの両方が楽しめるのだ。
そして11月2日には、JAPAN MINI DAYへとメンバー有志で参加。現地でこだわりのコーヒーを淹れて、たくさんのミニに囲まれながらゆったりとした時間を楽しんだそうだ。



こんな風に大人の嗜み的なノリで楽しんでいるセブカクラブ。老若男女問わずクラブ員は今も募集中だ。







