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隠れ家的ガレージに集うミニ好きたち。愛知県三河地区のオーナーズクラブ「リトルダイナマイト」の連中が楽しすぎる!#2

愛知県三河地区のオーナーズクラブ「リトルダイナマイト」(別名セブカクラブ三河支部)の活動拠点(小島氏のガレージ)でクラミニ編集長を囲んでの座談会はまだまだ続く。続編は荒木さんのハンネが小天狗になった訳とセブンカーズのメカ太田氏の伝説で盛り上がったのだ。

高根(以下、筆者

皆さんミニはセブンカーズさんで購入されているんですか?

小島一仁氏(以下、三ツ目) 

全員じゃないですけど、ほとんどそうですね。でも松江のミニは元々MkII仕様、それもスライドガラスの角丸アウターヒンジドアで、恒もマークIII仕様の正統派のミニをセブンカーズで買って、それがカスタムでとんでもねえカタチになってしまったのに、また青木社長はウチらを可愛がってくれてるんですよ。

「大事にしてくれとる、可愛がってくれてるのが嬉しい」って言って、すごい協力的にウチらの面倒見てもらってるもんね。

それが有難いよね。じゃなきゃほんと修理、修理でね、とてもカスタムにお金が回らんと思う。

きちんと直してくれるもんで、うちらも趣味に回すお金が、自分の覚えるこだわり入れたミニのカスタムに注ぎ込めてるんですよ。

筆者 

セブンカーズさんではリトルダイナマイトのことをセブカクラブ三河支部って呼んでますもんね(笑)。もちろんヴィンテージ仕様を、そのまま維持するのもそれなりに苦労があるし、楽しみだとは思うんです。でもやっぱり自分の好きなモノ、こだわりや想いを込めるっていうのも、すごくいいですよね。

三ツ目

うちのチームはもう完全それですね。正統派は彼女(小天狗)だけか。あとはみんな好き勝手やってるね。小天狗も、初めはいろんなミニを見て、私もこうしたい、ああしたいって言ってました。やっぱりこう、あるじゃないですか思いが。

そんな中で青木社長が「いいミニが出たから、1回見においで」って言って、よそに出す前に教えてくれたんです。

それで彼女連れて行ったら、ミニ見て、すぐ「買います」もう本当に即決でしたね。クルマなんてチラっと見て、ほんと2、3分で、「私これ買いますんで」って感じですよ。

1オーナーだったんですけど、しっかりできたマイナー仕様なんですよ。よく本物に見間違えられるくらい。

筆者  

三ツ目 

そこまでやってるってことですね。

そうなんです、仕上がってて。そういうことから、翌年からはもう自分のミニで行けますよね? そしたら今まで他人のミニ見て、ミニミニーって騒いでた子が、自分のミニのが格上だということに気付いちゃった。

小天狗

(声は出さず、ニヤニヤと笑う)

三ツ目

そこから「お前は天狗か」って言われ始めて、ハンドルネームが小天狗になったんですよ。でもメンバーみんなで小天狗小天狗って可愛がって、色々世話焼いてますからね。

筆者  

いきなりいいの手に入れちゃったか。

三ツ目 

そういうことなんです。もうとびこえちゃったんですよ。うちのメンバーの吉村さんのMkI仕様と比べても、ここまで仕上がっとるとね、ポンと飛び越えたちゃいましたからね。

セブンカーズの多才な男、太田さん伝説の数々

三ツ目

セブンカーズでメカニックしてる太田さんには、すごいお世話になってるんです。ガレージで作業していて困ると、よく相談するんですよ。夜とかでも彼、電話出てくれるもんで。

それで例えば「太田さん、ちょっとエンジンストールしちゃったんだけど、どうしたらいい?」って聞いたんです。すると「電磁ポンプちょっと叩いてみて」って教えてくれるんですよ。

筆者

なるほどなるほど。ありがちですね。

三ツ目 

もうしょっちゅう太田さんに頼ってますよ。彼もやっぱりミニとか英国車でそういうトラブルに慣れとるからって言ってくれて。ある時なんか、自分が岡山のミニジャック行った時に中国道を走っていたら、突然アクセルワイヤーが切れちゃったんですよ。

パシンって切れちゃって、もうアクセルペダルはスカスカですよね。それで惰性で走ってて、当然路肩によりますよね。でもその当時、三角表示板とかも積んでなくて、発煙筒やるにも昼間でね。それに路肩がすごい狭かったんですよ。

しかも珍しくバンバン車が通っちゃって、危ない状態。そしたら太田さんは、自分のミニをスッと抜いて通り過ぎて、すぐ次のICで降りたそうなんです。

その間、なんもやりとりしてないですよ。降りて、すぐUターンして高速道路で戻って、自分が止まっとるところ超えて、次のインターで降りてから僕に「何がいる?」って電話してきてくれたんですよ。

「かっこいい!」と思いましたよ、太田さんのこと。「アクセルワイヤー切れちゃった」と伝えたら、「わかった。じゃあ、ちょっと僕ワイヤー買ってくるから」って。

待ってる間に、他のメンバーが危なくないところまで押してくれたり、三角表示立てて待ってました。そして太田さんがワイヤー持ってきてくれたもんで牽引して、高速バスの停留所にシュッと入って、そこでもう3人ですぐワイヤー交換して、それでミニジャック行って帰れたんですよ。

筆者 

あらまあ、いい話。チームワークだな~

新實善明さん(以下、新

めっちゃカッコいいですよね、太田さん!

三ツ目 

あの人は英国車歴が長いもんで、そういうのに慣れとるっていうのもあるし、何よりも優しい。そういうところがね、すごい。ほんと、あの人に助けられとるね。

新實

太田さん、会長はやってないですけど、しっかりセブカクラブ(セブンカーズのオーナーズクラブ)の主力メンバーにおりますね。

三ツ目

うちらでも、ほんとになんか困ったことが起こる。そうしたら昼間だったらセブンカーズさんに電話しますけど、夜は太田さんに頼るみたいな。困るのって大概夜なんですわ。

小島恒さん

ね、わからんとかって。

三つ目

電話すると「はいはい、どうした?」って出てくれるんです。夜に電話かかってきたら、「なんかあったな?」と思ってくれるわけですね。

新實

もう第一声が「はいはい、どうした」だもんね。

筆者

察しがいい!

三ツ目 

セブンカーズさんで、ヒンジとかヒーターを直して帰ったんですけど、家の近所まで戻ったらストールしちゃったんです。それでね3人で居たんでたまたま駐車場に入れて、調べるとガソリン送ってないんで、あれだ燃料ポンプとか言って、色々調べるんだけど分からんのですよ。

太田さんに、セブンカーズの帰りにストールしちゃったとか言ったら、それも「コジくんはね、電磁ポンプが怪しいって言うけど僕はね、電気だと思うんだよ」とか。青木社長も「コジくん、多分電気だよ」って、それで調べたらやっぱり電気だったんです。

筆者

なるほど、電磁ポンプの固着じゃなくて、電磁ポンプに電気が来てなかったわけですね。そのあたりをズバリ指摘できるのは、やっぱりミニのことを知り尽くしてるミニ専門店のセブンカーズだから、なんですね。

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