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2年待つ間も楽しい! 骨董好きの若者オーナーが昭和家電色のミニを手に入れるまで

クラシックミニ専門メディアがこう書くのも何だが、今はクルマを含めた電子機器や機械製品が便利すぎるほど多機能になって、いい時代になったなぁとつくづく思う。

けれども、それを享受している若者の中には、そんな便利すぎる今どきの製品では物足りなく、あえてフィルムカメラや昭和家電、ネオクラ車などに傾倒する人たちも少なくないのだとか。

今回紹介する白いミニのオーナー、出口公貴さんもそんな古風な趣味をもつ若者の一人。しかも職業はエンジニアだ。

「父がクルマ好きで、昔は深夜にフジTVでF1GPを放映していたのをよく見ていたんです。僕も中学生になると一緒に見るようになったので、その影響でクルマ好きになっちゃいました」。

しかしお父さんは、出口さんがクラシックミニを購入するとは思っていなかったらしく、驚かれたそうだ。

「なんてクルマ買ったんだよ~こんな乗りにくい面倒臭いクルマ買っちゃって、なんて言ってたんですけど、福井まで馴らし運転ドライブに一緒に行ってくれて、道中も「すごい、何かいいね」とか「楽しいクルマだね」って言ってくれました」。

500kmもの馴らしドライブ旅行を親子で行くなんて、素敵すぎる! 出口さんのお父さんもミニを絶賛、出口さんがミニを手に入れたことで、これまで知らなかったミニの魅力に気付いてくれたようだ。

そんな出口さん、通勤用のクルマとしてクラシックミニを選んで、キングスロード名古屋を訪れ、後藤社長に相談して自分の理想のミニを作ってもらうことにしたのが2年ほど前。そう、注文から納車までほぼ2年近く時間がかかったのだ。

それはキングスロード名古屋のリプロダクトミニ「オートクチュールミニ」は、人気が高くたくさんのバックオーダーを抱えているため、毎日何人ものスタッフがミニを仕上げているけど、あまりの人気ぶりにまったく追いついていないのである。

それでも出口さんは、週末にキングスロード名古屋を訪れては後藤社長やスタッフに相談して、少しずつミニの仕様を決めていったそうだ。

「ボディカラーは祖母の家にあったナショナルのクーラーの色を再現してもらいました。白いプラスチックが日に焼けて黄変した色です。後藤社長とナショナル色って呼んで、色見本まで作ってもらいました」。

アンティークなモノが好きなので、ミニ自体もよりアンティークでシンプルに見えるように仕上げられている。

「晴れているとちょっと白く見えるので、ぱっと見オールドイングリッシュホワイトかな、みたいな色なんですけど、でも夜になるともっと黄色味がかった色になったりとかして、光が当たる方と当たんない方で、こっちから見るときの色と、裏側から見る色がちょっとだけ違うっていう、光の当たり方で微妙に違うような色になっるんです。そこが、すごい気に入っています」と大満足だ。

メーター周りなどは、自宅でイメージ図を書いてその通りにメーター類を配置してもらった。マグノリアのメーターがボディカラーとマッチして、何とも上品でクラシカルなムードだ。

そして「シートはスタッフさんとの相談で、ちょっと遊んじゃいました」と言う通り、ユニオンジャックをモチーフにした大胆なデザイン。それでもボディカラーに合わせてアイボリーと、やや落ち着いた青と赤を使ったコーディネイトにしたあたりにセンスを感じさせる。

オースチンのデラックスグレード用となる、さざ波グリルも出口さんのお気に入りだ。こうして出口さんは、自分の理想通りのクラシックミニを手に入れたのだった。

「あっという間の2年間でしたね。待ってる間も楽しかったです」。24歳という若さで、オートクチュールミニを購入するのは、結構な出費だと思うのだが、そのあたりはどうなのだろう。

「夢を、憧れを買ったので、高いとは思ってません!」

しかも出口さんのミニ、ウッドパネルに比べてモトリタのウッドリムが使い込んだ印象だったので尋ねてみると、何と前オーナーが使っていたモノを引き継いだのだとか。ボディやパワーユニットは完全に仕立て直されて、前オーナーが乗っていた頃の面影は完全にないのだが、このステアリングだけは前オーナーの思い出が込められている。

出口さんのミニは、これから毎日の通勤や週末のドライブなどで思い出を作っていくのだろう。それも家族や友人らと共に。若きミニオーナーに幸せあれ!

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