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雨だから分かったこと。デイキャンプという癒しの時間の本当の意味

何もしないでボーっとできる、そんな時間の過ごし方ができる大人はかなり少ない。それは金銭的な余裕がある人というより、精神的な余裕がある人だからこそできる過ごし方。

クラシックミニを愛車に選べる人は、そんな精神的に余裕がある人、または余裕を持ちたい人たちなんじゃないだろうか。

「2013年からマキノ高原でデイキャンプのイベント、Go to MINI Jumbleを始めて、今年ようやく分かった、と言うか辿り着いた感じやね」。としみじみ語るキングスロード名古屋の後藤社長。実は残念なことに今年の当日、10月5日の天候は雨。そのためイベントはチケットを購入したものの当日キャンセルが続出すると思われた。

前日にマキノ高原の上のキャンプ場では予約客120組からキャンセルの知らせが来たそうで、そのためGo toMINI Jumbleもほとんどのキャンセルだろうな、と思われていたそうだ。

ところが、である。実際に十数組は参加をキャンセルされたようだが、それでもそれを上回る三十組近くの参加者がこの日、マキノ高原を訪れたのだった。

しかも義理やチケットを購入したからと会場に顔だけ見せるようなものではなく、タープやパラソル、テントを立て、それぞれが思い思いのキャンプギアでゆったりとした時間を過ごしていったのである。

「このイベント始めた当初は、いざ高原に来たものの何をしたらいいか分からなくて、ソワソワしている人もいっぱいいたんですよ。でもここ3年前くらいからはみんな落ち着いて、自分の時間を楽しんくれるようになって、特に今年は最高でした」とニコニコ顔で語ってくれた。

帰り際にお礼を言って帰る人だけでなく、よっぽど楽しかったのか、普段は車検の時にしかお店に顔を出さない人が1週間後にお店に来てお礼を言ってくれる、なんてことがあったそうだ。

ただ集まって、その場の雰囲気、空気感を楽しんでもらうだけ。それがリラックスできる空間であることに、お店も参加者も気付いたのだ。

「最初はツーリングしたりバンドを呼んだり、いろいろ催しものを用意したりして賑やかにしてたんだけど、今は自分たちのペースで集まって、ゆったりとした時間を過ごしてもらって、最後にじゃんけん大会だけやって景品を持って帰ってもらってます。何にもしなくていい、ただのんびりと過ごすことの豊かさが分かったんよね」。

考えてみれば、高原に来たから何かスポーツをしようとか、遊びを楽しもうというのではなく、ドライブして山々や緑を眺めるのは普通のこと。そこにお茶や食事を楽しんでゆったりと過ごすという時間が加わるのは、とても贅沢な過ごし方じゃないだろうか。

むしろ雨は、そんな人たちにとってフィルターでありシールドとしてプライベート空間を演出してくれたようだ。結局、誰一人として帰らず、この日この時のその空間を楽しんでくれたのである。

今ではミニを並べてのんびりするイベントが全国で催されているが、そのはしりと言ってもいいのがGo to MINI jumbleなのである。キングスロード名古屋には、早くも来年の開催を楽しみにしている声も届いているそうだ。

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