Home / 教えてミニ / ミニを大事に快適に乗る方法100(諸説アリ)#6  エンジンオイル交換は半年もしくは3000kmを守らねばいけない訳

ミニを大事に快適に乗る方法100(諸説アリ)#6  エンジンオイル交換は半年もしくは3000kmを守らねばいけない訳

#2のところでも触れたが、エンジンオイルの量と汚れを点検することはミニオーナーの嗜みの一つと言える。昔のエンジンゆえオイル漏れも発生しやすいし、部品同士のクリアランスも大きめだから、普通のオイル消費も今のと比べれば多め。

それでも何か問題を抱えるとオイル消費が大きくなったり、汚れ方が変わったり、ガソリンの匂いが強くなったりする。その変化を感じ取るのは日頃接しているオーナーの務めと言えるのだ。

そしてオイル交換のサイクルは半年もしくは3000kmというのが、どのミニ専門店も推奨するもの。どうしてこんなに短いのか、疑問に思っている人もいるのではないだろうか。

ミニの場合、ギアオイルもエンジンオイルで賄っているから、硬めのオイルを使っている。つまり変速機に対してオイルの性能はそれほど余裕がなく、ギア同士の摩擦を減らしつつもオイルはギアの間で擦り潰されて、分子が引き千切られていく。それによって粘度は低下していくことになる。

そのためギアオイルとしての性能は、比較的短期間の間に低下してしまうのだ。それでも普通に走っているのであれば、ギアオイルの負担は少ないので、なんとなく走れてしまう。

しかし潤滑性能が落ちたオイルで走っていると、境界潤滑(金属表面の僅かな突起同士が接触して、他の部分は潤滑できている状態)となって、金属粉が発生し、それがまた摩擦を増大させてしまうことになる。

ミニのエンジンオイルは、そんな風に潤滑性能が落ちてから交換するのでは遅いのだ。もちろん10万kmでエンジンがスカスカ、MTもシンクロが弱ってシフト時にギア鳴りしてスリーブやギア本体を傷めて、オーバーホールしなければならなくなってもいいのであれば、話は別だ。

逆に言えばミニのパワートレーンは、オイル管理と暖気運転をしてやれば20万kmは使える。20万km走っても、最小限の部品交換で再び走れるようになる、そんなミニも存在するのだ。それはオイル管理の賜物なのである。

では、エンジンオイルは何を選んだらいいのか。それは日頃メンテナンスしてもらうミニ専門店に相談することだ。

鉱物油でも良いオイルはあるので、それを使っているミニ専門店もあるし、化学合成油を使っているところもある。添加剤についても、それぞれ独自のこだわりやノウハウを有しているところが多い。

ミニ専門店はたくさんのミニとミニオーナーとのやりとりを通じて、深いノウハウを築いている。それを利用させてもらわない手はない。快適で楽しいミニ生活のためには、自分に合ったミニ専門店選びも重要なのである。

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