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インジェクションミニはチューニングできない?

インジェクションミニが新車で販売されていた当時は、まだミニ専門店でもインジェクションのノウハウが少なく、チューニングするならキャブ化(97年以降のミニは不可能)するケースが多かった。

もちろんキャブ化するだけでエンジンが活発になってチューニングの自由度もあがるけれど、インジェクションミニのメカニズムへの理解度が深まった今なら、インジェクションのままでもチューニングを楽しむことはできる。

ただしチューニング以前にエンジンの調子を崩しているインジェクションミニはかなり多いから、まずは不調の原因を突き止めて、エンジン本来の調子を取り戻さなければチューニングしてもあまり意味がない。

けれどもインジェクションミニの不調を完全に解消させることができるのはミニ専門店だけだ。それもミニ専用のテスターを所有して使いこなせていなければ、診断と修理は不可能。

よくトラブルの原因になる部品を取り替えてみるだけでは、根本的な解決にならない場合も多い。すでに四半世紀を超えた個体ばかりなのだから、不調の原因はクルマによって様々で複合的な場合も多い。

完調なインジェクションミニの走りは、実に軽快だ。何となく重ったるい印象だと思われがちだが、それは本来の調子を知らないから「こんなもんですよ」という言葉に言いくるめられてしまう。

そして完調なインジェクションミニをチューニングすると、これが痛快なほど速く、走りが楽しめるミニになる。エンジンが好調になれば、足回りやブレーキにも手を入れてやれば、もっともっと走りが楽しくなる。

まずは足回りやブレーキのコンディションを純正本来の状態に戻してやるだけでも十分楽しめるが、さらにそこから足回りもブレーキも自分の目的や好みに合わせてモディファイしてやることで、より自分だけのミニを楽しめる。無数にパーツは揃っているし、ミニ専門店なら目的に応じたモディファイへのアドバイスも的確に行なってサポートしてくれるだろう。

当メディアでは本当にメンテナンス力の高いミニ専門店だけを紹介していくので、自分のインジェクションミニが完調なのか分からない、というミニオーナーはセカンドオピニオンとして訪ねてみることをお勧めする。その際には来店予約、もしくは店主(チーフメカの場合も)の予定を確認してから来店する方が確実だ。

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