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キャットセイバー、ラストストッパー、キーレス…ユニークな電子アクセサリーを続々開発 ツーフィットとはどんな会社?

クラシックミニのボディを錆から守り、キーレスエントリーを追加することで乗降をスマートにしてくれる、そんな便利で役に立つアイテムを展開しているメーカーが、ツーフィット。そんな商品たちはどのようにして生まれたのか、ツーフィット緒方社長にユニークなオリジナル商品誕生の経緯について、語ってもらった。

「私は元々BOSEというオーディオメーカーに勤めていたんですよ」と語る緒方社長。何と、今は自動車メーカーが純正オプションとしても用意する高級スピーカーメーカーのBOSEの日本法人に在籍していたのだ。

そこでの経験と趣味などの友人関係からいろいろなつながりができて「こんなことできないかな?」とか「こういうものあったらいいよね!」というアイデアが出て来て製品化して、ツーフィットの商品は誕生し、アイテムが充実していったのだとか。そんな同社の最初の商品がリモコンロック、現在のキーレスエントリーなのだそうだ。

「これは自分が乗っていたクルマの純正のリモコンロックが壊れて、ディーラーで修理してもらったら結構な出費を強いられたんです。そこから「純正以外で安く修理できる手段があれば、多くのドライバーに喜んでもらえるのでは」と考えて製品化することにしたんです」。それが1993年で、96年にはツーフィットを設立した。

最新のキーレスエントリーは、受信機1基でリモコンが50個まで利用できるようになっている。

「これによって社用車などを使い回すような場合でも社員一人一人にリモコンを渡すことができるなど、利便性が高い仕様になっています。またクルマへの利用方法もドアロック以外にもエアサスの制御やトランクのロック、ガレージのシャッターの開閉などにも応用できるような仕様になっているんですよ」。

セキュリティやオーディオ取り付け業者からの要望を受けて、内容を充実させた結果、現在の仕様に進化したそうだ。

「キーレスエントリーは、カー用品市場を見渡せば3,000円の商品もあれば3万円の高級品も存在する、ピンキリのアイテムです。その中でもウチの商品は内部に使われる部品にこだわって、製造しています」。

ラストストッパーは35周年、より強力なHDタイプも登場

クルマを錆から守るラストストッパーも発売からもうすぐ35年を迎える商品で、現在のモデルは第4世代にまで進化しているそうだ。

「これは元々橋桁やパイプライン、コンビナートで使われている電気防蝕法という錆を抑える技術を応用したもので、現在はクルマだけでなく建設機械やフォークリフトなどの運搬機械、マンションの配管など幅広い分野で使われているんですよ」。

仕組みとしては、微弱な電流をパルス化して流すことで、金属の腐食を防止するラストストッパーだが、開発にはどんな苦労があったのだろうか。

「開発よりも製品の防蝕効果の検証の方が大変でしたね。理論上は電流の強さで防蝕効果も左右されるんですが、実際には車体に取り付ける配線の長さ(2本の取り付け距離)やパルスの強さも影響するので、1回の検証に3年はかかってしまうんです」。そんな気の遠くなるような検証を何度も繰り返してきて、今や第4世代なのだ。

ラストストッパーがクルマを長寿命化させてくれるのは間違いないとして、そうなる気になるのは製品自体の寿命だ。メーカーとしては寿命をどれくらいと考えているのだろう。

「作動状態を示すLEDランプは切れてしまうことがありますが、製品の実用上は10年は使えるように作られています。ただ、エンジンルームでもエンジンの熱気などで熱くなる場所に設置されると、配線などの劣化も進んで寿命が短くなってしまうと思うので、注意が必要ですね」。

クラシックミニはリアのトランク内にバッテリーを搭載しているため、極端に熱くなるようなことはないから、ラストストッパーとは相性がいいと言えそうだ。

「最近、追加投入されたHD(ヘビーデューティ)タイプは、旧車や錆に弱いクルマ、錆びさせたくないクルマには特に有効な仕様になっています。ただ電気防蝕法の特性として、サビを完全に防ぐことはできません。あくまでもサビの進行を遅らせることができる程度だと考えてほしいですね」。

しかし間違った使い方をして効果を発揮できずにいるユーザーも多いことから、取り付けの際には説明書をよく読んでほしいそうだ。

「クラシックミニは、ウェザーストリップの隙間に水分や塩分が残留してしまうことから、サビが発生しやすいようです。そういった意味では、ラストストッパーのHDタイプを装着してもらえば、長期的に錆からクルマを守ることができると思いますね」。

鮮魚市場で使われる軽トラが、2倍長持ちするという実績もあるとか。

また同社では、地域猫などがエンジンルームに侵入して死傷してしまう事故を防ぐキャットセイバーという商品もラインナップしている。

「これは猫が嫌がる音波を不定期に流し、LEDによる点滅の刺激も併せて、猫がエンジンルームに居着かないようにする製品です。これも8年ほど前から販売して改良を重ねていて、現在の仕様は4代目なんですよ」。

こうした製品は国内での販売は非常に安定したものとなっている。そこで今後は海外進出も視野に入れているそうだ。

「既存のアイテムを海外に輸出するだけでなく、いくつかアイデアは思い浮かんでいます」。

 ツーフィット設立から30年を過ぎようとしても、緒方社長の好奇心、探究心は止まることを知らず。これからもユニークな製品やサービスを展開していってくれそうだ。

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