ミニオーナーを取材すると、ミニを手に入れたきっかけに「家族や親戚が昔乗っていた」というケースが珍しくない。山腰史奈さんがミニに乗っているのは、元々父親の影響だとか。
「父が最初にBMWミニを購入して、その影響でミニの雑誌を購入するようになって、クラシックミニの存在を知ったんです。それで「こっちの方が可愛くない?」ということになってクラシックミニも手に入れて乗っていました」。
「私が高校卒業した時点でこれが欲しいって言って、また買ってもらったって感じです」。
そういって彼女は、今から10年ほど前にキングスロード名古屋でオートクチュールミニを購入。ボディカラーも内装色も自分の好みで製作してもらった。


「もともと昔の文化が好きなんです。古着とかクラシックカー、音楽もファッションも昔の、アンティークなモノが好きですね」。
そして家にミニがあれば、自分のクルマもミニがいい! となるのも当然の流れか。なんと山腰さんのお姉さんもクラシックミニに乗っていて、実家暮らしだった頃はBMWミニ1台とクラシックミニ3台の合計4台ものミニに囲まれていたそうだ。
「自分の気に入った仕様に仕上げてもらったので、今でも全然飽きないですね」
オールドイングリッシュホワイトのボディに黒いルーフ、ブラウン×オフホワイトの内装は落ち着いた中にも可愛さが感じられる、実に絶妙なコーディネート。
モトリタの鋲打ちウッドステアリングも彼女のチョイスで、未だにお気に入りだ。もともとBMCのワークスマシンに使われていたローズペタル(バラの花)と呼ばれたCRホイールも、山腰さんのミニに履かれていると、可愛いだけのホイールにさえ映ってしまう。



こんな風に自分の世界観をしっかりと持っている女性にミニが愛されていることが嬉しい。お父さんはご病気でクルマの運転が出来なくなってしまったそうだけど、史奈さんがミニに乗っていることを喜んでいることは間違いない。お姉さんも離れて暮らしているが、ミニに乗り続けてくれているそうだ。
この日は車検でキングスロード名古屋にミニを預けに来たところにクラミニ編集部に遭遇して取材に応じてくれた山腰さん。通勤は電車だというから、大事に自分の休日だけミニを楽しんでいることが伝わってくる。
自分の好みで仕上げたミニに収まり、休日をのんびりと過ごす。いかに自身の生活にミニが浸透しているか、それが分かるから羨ましい。山腰さんにとってクラシックミニとの時間は自分を取り戻す、大切な時のようだ。








