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ミニなら並べて2台入る! 偶然の産物がもたらした、充実すぎるミニライフ

海も山もすぐ近く、自然豊かな和歌山県は、ミニと暮らすには最高の場所の一つと言える。そんな地にある津村さんのガレージハウスはまた、ミニ好きにとって理想とも思えるものだろう。

ミニ購入を機に建てた真っ白な洋風のガレージハウス

「ミニを収めるためにガレージハウスを建てたんですが、ガレージに余裕を持たせたらもう1台ミニが入りそうだったので、長モノも購入してしまいました」というのは津村昌史さん。

 11年前にミニを購入し、ミニのためにガレージハウスを建てたのは10年前のことだとか。

「建築関係の仕事をしている親戚がいて相談しやすかったので、トントン拍子に話が進みました」。

 真っ白な壁に明るい茶色の瓦が映える洋風の建物に、大きなガレージシャッターが備わっている。

 電動のシャッターにしたのは、いちいち降りて開閉作業をしなくて済むからだ。最近のクルマと比べミニは排気音が大きめなので、サッと出入りできるようにした。やはり、近隣にも気を配っているのである。

 リビングからガレージが見えるように大きな窓を設けたほか、ガレージから直接玄関内に入れるようガラス戸も玄関横に組み込んだ。カントリーマンの奥には、アンティークなガラス戸棚やミニの部品、ロードバイクなどが収納されている。ガラス戸棚は英国製ではないが、自分で補修したそうでとても雰囲気がいい。

 そしてロフトのようなスペースにもガレージが覗ける小さな窓が。ここを利用するのはノルウェージャンフォレストキャットのレオちゃん(雌)だ。

「ガレージのシャッターを開けていると、外が気になるのかそこからよく覗いています。僕がガレージで作業しているときにもよく見ていますね」と津村さん。

 フッサフサの毛が、まるで鬣(たてがみ)のように広がっていて、優雅さと野生味を感じさせる、気品漂う猫種(?)だ。

 そんなレオちゃんが覗いているガレージは、ロフトスペースもあり、そこにはキャンプ用品などがコンテナボックスに入れて収納されている。

 ガレージ内にはアンティークなガラス戸棚にミニのパーツをディスプレイしたり、ミニのスペアパーツやメンテナンスのための工具などが置かれており、それらは実用的であるだけでなく、雰囲気を高めている。

レーシーな赤いキャブクーパーとアウトドアなカントリーマン

 真っ赤なミニは最初に購入した91年式のキャブクーパーで、かなりレーシーなカスタムが施されている。

「ウチからテイクジエアーまで行くのが丁度ドライブにもいい距離で、あのあたりはワインディングもあるので、ついつい通っちゃいます」。

 もう1台のミニ、MkIIカントリーマンは3年ほど前に手に入れたもの。

「元々長モノはそんなに興味がなくて、仲間の一人が欲しがっていたくらいだったんです。テイクジエアーに在庫車としてあることも知っていました。でもガレージにもう1台入ることが分かってから、急に欲しくなって、中澤代表に仕上げてもらって購入したんです」。

 キャンプに行くにも、街を流すにもオシャレで使いやすいカントリーマンは、津村さんお気に入りのファッションにもマッチしている。

ガレージ奥の天井は左にロフト、右側は室内側のロフトになっており、室内側には覗き窓が設けられている。レオちゃんは、ここやリビングの大きな窓からガレージや外を眺めているそうだ。

赤いキャブクーパーは1380ccにウェーバーφ45などでチューニング済み。ロッカーカバーやステアリングをCFRP製にしている。縁あって筆者は11年前にも、このミニを取材させてもらっているが、ほとんど経年劣化を感じさせないのは、津村さんの愛情とガレージ保管のおかげだろう。

リビングからガレージのミニを眺める。こうして眺めるのは至福の時だ。レオちゃんはどう思っているかは分からないが。

カントリーマンはオーソドックスなカスタムで、シンプルにまとめている。アウトドアにもカジュアルにも使える仕様だ。

「ガレージ内をもっと色々飾りたいと思っているんですけど、今のシンプルな感じも悪くなくて…」。

 他人から見れば贅沢過ぎる悩みだが、これからも津村さんのガレージライフは充実したものとなりそうだ。

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