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ミニを大事に快適に乗る方法100(諸説アリ)#2

エンジンオイルと冷却水のチェックはこまめに!

最近のクルマではボンネットなんて開けたことがない、というドライバーも少なくないが、ミニのオーナーにはそうなって欲しくない。なぜなら3000km毎にオイル交換するとしても、その間にオイルの量と汚れは変化するため、最低でも月に1度はオイルと水を点検する必要があるからだ。

点検しなくても普通なら壊れることはないが、最低でも20年は経っているクルマなのだ。どんな部品が寿命となっても、おかしくはない。月に1度点検することで、オイルや水に変化が出たことに気付ければ、その時点でミニ専門店に駆け込めばダメージは最小限で済ますことができるのだ。

オイルの汚れ方がいつもと違う、匂いが違う…エンジンオイルの変化からコンディションやトラブルを予測することもできるのだ。これはエンジンオイルが化学合成油でも鉱物油でも変わらない。

また3000km毎というオイル交換を早めに行うのは勿体無い、という気持ちも理解できる。まだ潤滑性能が維持されているのであれば、オイル交換を先延ばしにすることで維持費を抑えるだけでなく、廃油の発生も減らせるので環境対策にもなる。

けれどもミニのエンジンオイルはトランスミッションのオイルも兼ねている。そのためオイルの性能が低下していくとトランスミッションやデフなどの消耗が進みやすい。オイルがヘタリ切る前に交換することで部品の消耗を予防できれば、結果として維持費を抑えることにつながる。新油の清浄性がエンジン内部の汚れを吸い取り、エンジン本来の調子を維持してくれる効果は、想像している以上のものだ。

それに廃油は単に捨てられるのではなく、リサイクルされて燃料や再生油など様々な用途で使われている。汚れ切ってからの交換でなくても無駄にはならないのだ。

冷却水も量が減る、色が変わった、油が浮いているなど、トラブルの前兆を捉えることができることも少なくない。

オイルの量と汚れのチェックは、ミニオーナーの嗜みと言ってもいい。それが面倒だと言うのなら、毎月ミニ専門店で点検してもらってもいい。ミニは手をかけて楽しむクルマなのである。

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