Home / 教えてミニ / ミニって凄い! その2 1960年代から日本でもレースで大活躍!

ミニって凄い! その2 1960年代から日本でもレースで大活躍!

ミニが発売された後の1960年代にモンテカルロラリーを3回も制したり、BTCC(英国ツーリングカー選手権)でチャンピオンを獲得しているのはよく知られているけど、その時代に日本のモータースポーツシーンでも活躍していたことは意外と知られていない。

日本のモータースポーツの黎明期、1960年代にはトヨタや日産、いすゞ、三菱などの自動車メーカーがワークス活動を行なって、マシン開発と広告宣伝に利用していた。プライベーターは、そんなワークスチームに対抗するため、海外から高性能なマシンを輸入していた。その一つがミニだった。

パリ・ダカールラリーにカミオンクラスで出場を続けてきたチームスガワラの菅原義正氏も、初期のレースはミニで戦った。ミニはボディが軽量コンパクトでFFだから効率に優れているだけじゃなく、当初からレース用のチューニングパーツまでBMCが用意していたのだ。

オースチンのディーラーだったキャピタル企業やモーリスの日英自動車、サブディーラーの黒崎内燃機などディーラーが、そうしたプライベーターをサポートして、メンテナンスやレースのサポートをしていたそうだ。

当時は予選で壊れたエンジンを修理するために、ディーラーから列車でクランクシャフトやトランスミッションをメカニック二人で担いでサーキットまで運んだこともあったとか。

・最新レーサーは筑波を1分1秒台でラップする!

そして、そんなミニは未だにサーキットで活躍していることもご存知だろうか。筑波サーキットや富士スピードウェイ、岡山国際サーキット、エビスサーキットなどのメジャーなサーキットだけでなくミニサーキットなどでもミニのワンメイクレースは盛んに開催されている。

中でもタイムアタックなどで有名な茨城県の筑波サーキットでは年間4戦のシリーズ戦スーパーバトルオブミニが開催されているが、トップカテゴリーのMOTO SPORTクラスのコースレコードは1分1秒320!という驚異的な速さ。

シリンダーヘッドはDOHC16バルブでフルコン制御のインジェクションだが、ボディとシリンダーブロックはミニそのもの。それでここまでのタイムを叩き出すのだ。

そんなスーパーバトルオブミニは、今週末の5月18日、筑波サーキットで第2戦が開催される。入場は無料だ。YouTubeでライブ配信もあるから見に行けない人はそちらをどうぞ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です